せんせいの気持ちわかるよ編

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今日も、おつかれさまです。わたしも以前は保育士だったので、

いやというほどわかります。ほんっっっとに大変なお仕事ですよね。

わかってくれる人がいればいいんですが、周りにいなかったり…

(いい人ばかりじゃないですしね、そうそうあの人とかあの人とか…)

このブログではできる限り、せんせいたちの心を癒せればと考え、

少しでも気持ちが楽になれたらと立ち上げました。

また、これから保育士の仕事に興味がある方にも参考にしてもらえるブログとなっております。

※保育の仕事=悪ではありません

保育士のここが素晴らしい

こどもがかわいい

あたりまえですけど、これにつきますよね。子ども好きが高じて保育士の道に進んだ人が大半じゃないでしょうか?

実はわたしは昔、超がつくほど子ども嫌いだったんですが、いとこの子どもと初めて遊んだ時に子ども好きに目覚めました!はじめは身内の子だからかなと思ったのですが、それから他人の子が歩いてるのを見ただけで可愛くて可愛くて(…ちょっとこわい)かわいい子どもたちと過ごせてお給料もらえるなんて、天職じゃないか!そう思って保育士になりました。

おませさんな子には「せんせいとけっこんするー」なんて言われ(ぜったい歳いったら相手にしないだろー!)とか思いましたが、嬉しい気持ちには変わりないですよね。

成長を近くで感じれる

できないことがどんどん出来てくるのが成長。それを日々、間近で感じられる醍醐味。とくに0,1歳児なんて成長が目まぐるしく毎日感動の嵐…!「ついこの前までズリばいしてたあの子が見て!歩いてる!!」なんて感動、なかなか普通の生活では味わえない。しかも保護者の方よりも先に感じれるのも保育士の贅沢でとてもいいところですね。

やりがいがある

とにかくやりがいはあります。手ごたえといいましょうか?年度末の進級式なんてやったった感がすごい。5歳児さんを卒園した翌年、乳児フリーになったのですが、達成感がありすぎて、逆に燃え尽き症候群みたいになりました。保護者の方や祖父母の方みんなに、「せんせいありがとう」と感謝の言葉をかけてもらえて、みんなで一緒に育ててきて、まるで一つのチームというかもはや家族。転職してからも関係が続いている子どもたちや、ご家族もいたり、中学校入学式の制服姿をみせに来てくれた卒園児の成長した姿をみると。保育士やっててよかったなぁとやりがいを感じることも多くありました。

とまあ、そんなに良いお話だけなら良かったのですが。。。

保育士のここが大変

いのちをあずかるという事

子どもは思わぬ行動をするんです。急に走り出したかと思えば頭からズザァァァ!!!大転倒。これまたうまく手を付けず…(なんの為にリズム運動やってんの)上唇小帯きって歯医者さんにかけこんだこともありました。乳児で多いのが噛みつき。おもちゃの取り合いで別のおともだちにガブり…(結構な歯型つくんですよね)患部を冷やしに保育士がひとりぬけ、その隙に別の子がガブりなんてことも…。保護者の方にはすみません…と頭を下げ、ケガの経緯を伝え謝罪。早番(18時あがり)でしたがお迎えに来るまで夜までまってた事もありました。

またケガは未遂で終わってもそういう日に限ってなぜかまたヒヤッとする事がやたら続いたりして、ヒヤリハット報告書パーティー…なんてことも。

仕事量が多い

子どもたちの日常のお世話はもちろんのこと、登園時の健康状態の確認、保護者とのコミュニケーション。食事の準備や食事の介助、着替えのサポート。子どもたちに適した遊び、教育活動や指導案(年間・月案・週案・日案)を計画、実施またその記録。もちろんみんな一緒とはいかず、個々の発達に合わせての計画。活動時間には事故の予防、緊急時の対応のため、子どもたちに目を光らせながら、ごっこ遊びで時には蝶になったり鬼になったり。昼休憩中やお昼寝の時間に、記録や活動日記、保護者との連絡帳を書いたり(乳児は特に健康状態、食事摂取量、排便の状態・有無、寝かしつけからの睡眠時間の記録や呼吸の有無の確認にチェック等)保育に使う教材や誕生日会やイベント事の準備、小道具の制作に打ち合わせ、ピアノの練習。ほかのせんせいとのクラス会議や、全然結論のでない地獄の職員会議。保護者の面談や懇談、保育参加や参観。

その他まだまだ仕事が山積み…(書いててつかれてきました)

長時間の勤務

仕事量が多い=時間がかかる。ですね。上記にあげた仕事…すべて時間内にできるわけもなく複数担任で分担しても、時間が足りない。分担といっても常勤・非常勤・パートで仕事量違うのもあるある…。勤務時間ないで仕上がらない業務、残業ですよね。残業代が出る優良なところもあるとは思いますが、わたしの勤めていた保育園はそうではなく一様「残業しないで早く帰ってね」と園長に言われながらも、それは表向き…(一応言いましたよ。みたいな)各々が自主的に残っているという、もはやボランティア活動。帰りたいのはやまやまなんですが、しないと間に合わないと頑張ってるせんせいたちばかりでした。クラス懇談会がある時なんて、保護者が参加できる夜に行われるのが一般的で、通常勤務8時間プラス2時間なんてざら。その日早番だったら懇談会の合間にある時間で、間に合わない担任業務や、指導案の計画したり、発表会のピアノの練習などなど。保育業務以外の給食室で総菜を作って売るという謎の業務もボランティアで行っていました(今思えば大丈夫なのか?)

ほんとに超ブラック中のブラックです。(それ当たり前じゃないですからね!)

保護者とのコミュニケーション

せんせいたちの頭を悩ます要因ひとつ。登園の際に子どもの様子や健康状態を聞いたり。降園の際に子どもたちのその日の活動の様子や、成長過程をお伝えしたり、ケガがあればその報告と謝罪。またちょっとした談笑も大切(関係づくりのためのコミュニケーション)。中にはすごくいい保護者の方もいらっしゃいますが、全員がそうですか?と言われたら…。いろんな方がいらっしゃるんですよね。進級でクラス担任が持ち上がりじゃなかったら、また新しい保護者の関係づくりも1から。「○○せんせいのほうが良かった」なんて声も。

保護者も人間。好き嫌いはもちろんあるでしょうけど、あからさまな態度をとる方もいて、対象のせんせいにだけに対してモンスターペアレント化する保護者もいましたね。

過度なストレス

子どもたちとの活動や遊びに参加することはかなりの体力が必要。長時間の立ちっぱなしや動き回ったり走ったりと、体力的な疲労がたまりそれがストレスになることも。また活動中のケガや事故防止のため気持ちはいつもはりっぱなし。仕事量の多さに対する時間の無さから、期限に追われるプレッシャー。休憩時間やひどい時には休日も仕事の事に時間を費やしたり。保護者の前や大人数の前での保育参観や発表会での緊張。うまく弾けないピアノ。思わぬ行動をとる子どもたち…。対人関係を円滑にするためのコミュニケーション。保護者のみならずせんせい同士の確執や派閥に巻き込まれることも…。

どんな仕事でも日常でもやはりストレスは溜まります。しかし保育の仕事のストレスはみなさんご存じの通り、過度中の過度です。

お給料が安い

やってまいりました。保育士の悩み堂々の1位といっても過言ではありません。

お金がすべてではないのですが、仕事の重要性に比べて明らかに報酬が不十分なのは明白。わたしが務めていた時(2010年あたり)と比べると、確かに賃料の引き上げや手当など増えているのですが。2022年2月から導入されたの賃上げでも月給の3%(9000円程度)も増えていないのが現状。

2015年に導入の平均勤続年数やキャリアアップなどに応じて加算される【処遇改善加算Ⅰ】。2017年に導入の制度役職を設置し、経験に応じた手当の支給する【処遇改善加算Ⅱ】※支給額の配分方法は施設の判断に任されており、各保育園が決定できるため、必ずしも全ての役職に支給されるというわけではないのです。

園が保育士さんを住まわせるために物件を借り上げた場合、その家賃の全額または一部を国や自治体が補助する事業【保育士宿舎借り上げ支援事業】(月額82,000円が上限(上限)の金額は市区町村が設定)※園や事業者側も費用を負担するため、取り組みに参加していない職場もあります。

(ほんとに保育士、せんせいたちに直接入る仕組みにして欲しいものです…)

最後に…

せんせいたちにはごくごく当たり前のことばかり「そんなことわかってるよ!」という内容ばかりだったかとおもいますが。わたしがいいたいのはまず『無理をしないで』『今の過酷な環境が当たり前にならないで』という事。

だからこそブログテーマにもある通り、転職をすることも視野に入れて欲しいのです。

わたしも保育士から、他業種への転職に成功し、そこの会社に10年勤めました(営業職)保育士時代の多忙な毎日、ストレスからも解放され。収入も上がり、日々の長時間の残業もなく、休日の時間もしっかりとれる幸せ。当たり前なんだけど自由な時間があることが、これ程人生が豊かになるなんて、ほんとに転職して良かったです。保育=悪ではありません。わたしも素晴らしいお仕事だと思いますし。やって良かったと今でも思っています。時に保育士またやりたいなと思うこともありますが、有資格者の強み、またやりたくなればやればいい。という気持ちでいます。

また他業種ではなく、同じ保育士という同業種に転職するのも一つだと思います。友人がずっと勤めている施設は、園長せんせいが先進的でご理解もある方のようで、お給料面でもしっかりしていますし。保育士として働くために必要なスキルや研修に通う交通費などしっかりと支給されていたり(わたしの勤めていたところは自腹…)、福利厚生もしっかりされていたり。職員の懇親会で食事代全額支給(わたしの勤めていたところはまたまた自腹…)だったりと、『ちゃんとしてる良い園』は存在するのです。

2024年度から「保育士の配置基準」の見直すことが決まり。この見直しにより、保育士1人あたりがみる子どもの人数が少しだけ少なくなります。せんせいが増えるということは仕事量の軽減にもつながります。大人数を一人で見るのは…と思って、今まで小規模保育にお勤めだったせんせいが、一般保育園に転職してみるのもひとつです。また、企業主導型保育事業など、業務がしっかりとマニュアル化され、民間保育園より給料面でもしっかりとサポートしてくれる保育園への転職も良いですね。

 

最後になりますが、せんせいたちはとても優秀なのです。

 

『保育士からの転職はかなり強い。』

その理由をブログで日々更新していきます。

今の環境で悩まず、自信をもって

新たなチャレンジしましょう!!


※せんせいたちのコメントをお待ちしております!

経験談や悩みでもけっこうですので、どんどんかいていただけると幸いです

(直接園に訴えかけ全国の悪園に説教してまわります!!)

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